メモと復習を兼ねて
§オルタナティブ・プロセスのこと
(1) オルタナティブフォト作品と処方が色々。
(2) ハリーズさん処方毎にリンクあり。
(3) マイクさんオルタナ写真家。
#ざっと見たところ安くて簡単そうなヴァンダイク、カリタイプ、サイアノタイプ、アルビューメンを
サラリーマン処方と呼ぶことにする。


§サラリーマン処方の現像用試薬。
1.ヴァンダイク
(1) クエン酸第二鉄アンモニウム(クエン酸アンモニウム鉄3)(ferric ammonium citrate)
(2) 酒石酸(Tartaric Acid)
(3) 硝酸銀(Silver Nitrate)

2.カリタイプ
(1) 硝酸銀(Silver Nitrate)
(2) シュウ酸第二鉄(ferric oxalate)

3.サイアノタイプ
(1) シュウ酸鉄アンモニウム(Ferric ammonium oxalate)
(2) フェリシアン化カリウム(赤血塩、ヘキサシアノ鉄3酸カリウム)(Potassium ferricyanide)
(3) 重クロム酸アンモニウム(Ammonium dichromate)
又は
(4) フェリシアン化カリウム(Potassium ferricyanide)
(5) クエン酸第二鉄アンモニウム(緑)(ferric ammonium citrate)

4.アルビューメン
(1) 卵白(albumen)
(2) 酢酸(acetic acid)
(3) 塩化ナトリウム(sodium chloride)
(4) 硝酸銀(Silver Nitrate)
#塩と卵...。


§処方別のレシピ。
1.ヴァンダイク
その1
その2
2.カリタイプ
その1
その2
その3
3.サイアノタイプ(青写真、日光写真)
その1
その2
その3ラボテイクの方。
その4
4.アルビューメン
その1
その2
その3
その4
あと「B&Wプリント処理の実際(玄光社)」という本。
ちなみにオルタナ処方を解説しているウィン・ホワイト氏は千葉在住とか。

§試薬の入手先
1.大人買い向け
(1) ThePrintsの通販ページキット販売。
(2) P.G.Iのプラ・パラ価格表ブルジョワ向け。

2.貧しい人向け
(1) 関東化学さんの試薬検索試薬の製造、販売元。
(2) 化学物質DB試薬の名称、別名で迷ったらこちら。

3.関東化学の試薬の販売店
(1) 東急ハンズ(都内各店舗)
※理化学担当者以外の店員さんには話が通じない印象。劇物(硝酸銀など)は扱っていない。
非劇物系のクエン酸第二鉄アンモニウム、フェリシアン化カリウム、酒石酸は電話後4日程で入荷連絡。

(2) 鈴木科学薬品(神田北乗物町)
※劇物系もOK。硝酸銀は電話注文後3日程で入荷連絡。なお劇物系は印鑑、免許証要持参。

(3) その他関東化学薬品の全国販売店らしい。連絡先アリ。

4.試薬別の購入先はこんな感じ。
(1) クエン酸第二鉄アンモニウム-->ハンズ or 鈴木科学(関東化学)
(2) 酒石酸-->ハンズ or 鈴木科学(関東化学)
(3) 硝酸銀-->鈴木科学(関東化学)
(4) シュウ酸第二鉄-->pgi
(5) シュウ酸鉄アンモニウム-->pgi
(6) フェリシアン化カリウム(赤血塩)-->yodobashi(森本化成) or ハンズ or 鈴木科学(関東化学)
(7) 重クロム酸アンモニウム(二クロム酸アンモニウム)-->pgi or 鈴木科学
(8) 酢酸-->yodobashi(フジ、森本化成etc)

5.関東化学さんで製造販売している試薬の製品番号をいちおう。
(1) ヘキサシアノ鉄(III)酸カリウム(別名フェリシアン化カリウム、赤血塩)
製品番号32337-20
規格 純度 包装 価格
特級 >99.0%(T) 100g \2,700+税
※ヨドバシの感材コーナーでも赤血塩という名称で50g1100円位で売ってる。

(2) クエン酸アンモニウム鉄(III)(褐色)
製品番号16012-22
規格 純度 包装 価格
16.0‐20.0%(as Fe)(T) 100g \2,000+税

(3) クエン酸アンモニウム鉄(III)(緑色)
製品番号16013-01
規格 純度 包装 価格
鹿1級 14.5‐16.0%(as Fe)(T) 500g \4,800+税
#海外の処方では緑色を指定してますが褐色でもOKだった。

(4) DL‐酒石酸
製品番号40505-30
規格 純度 包装 価格
鹿特級 >98.0%(T) 25g \1,800+税

(5) 硝酸銀@劇物扱い
製品番号37075-21
規格 純度 包装 価格
鹿1級 >99.7%(T) 100g \5,500+税

(6) しゅう酸鉄(III)アンモニウム三水和物(しゅう酸第二鉄アンモニウム)@劇物扱い
製品番号16015-01
規格 純度 包装 価格
鹿1級 92.0‐103.0%(T) 500g \3,000+税

(7) 二クロム酸アンモニウム(重クロム酸アンモニウム)@劇物扱い
製品番号01292-30
規格 純度 包装 価格
特級 >99.0%(T) 25g \1,200+税

!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
硝酸銀、しゅう酸第二鉄アンモニウム、重クロム酸アンモニウムなどは劇物で
関東化学さんのMSMDを事前に読むなど慎重に扱う必要がある。
例えば硝酸銀は目に入ると失明の恐れ、経口摂取すると口、喉が腐食され、
金属紛と混ぜると衝撃、過熱により爆発することがあり...マスク、手袋は必須。
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カリタイプのシュウ酸第二鉄はシュウ酸カリウム(1g)と硫酸鉄アンモニウム(0.02mg)を
自家調合で形成するそうで長期保存がきかないため国内試薬メーカーでは作っていない。
一応P.G.Iさんで売っているが高い。とうことでカリタイプはサラリーマン処方から外しましょ。


§光源
1.大人買い向け
(1) ThePrintsの通販ページ262,500円!
(2) P.G.Iのプラ・パラ価格表294,000円!!

2.貧しい人向け
(1) 太陽。
長雨が続きそうなのでケミカルランプと照明器具。
(2) ケミカルランプ(近紫外線の蛍光灯)。東芝、NEC、ナショナルのFL20SBL。1本600円位(アキハバラデパートのミツワデンキ)
(3) 照明器具(安定器と電源プラグ付き)。大光電気のDX-85439。20W直管用が1つ2000円位(地元のドイト)
#一応、2セット40W分を買って付属の木ネジで30*90のベニヤ板に張り付けた。
シアノタイプはランプと密着シートの間隔を10から30cm位にしたが光量としては20W1、2本で十分。
むしろフォトグラム系は影が命なので1本でないとNG。


§拡大ネガ
1.大人買い向け
(1) バイテンカメラでワンショット。
(2) オリジナルネガをインターポジにデュープして再度バイテン拡大ネガにデュープ。

2.貧しい人向け
インクジェット(うちはキヤノンiP2200。1万円弱)でOHP(エプソン物)に出力。
#ハイコントラストな画像をスキャン。コントラストを更に上げて階調の反転。水平の反転。
プリントの像は甘くなるので高めのコントラストと程ほどの解像度でプリント。
最新のエプソン機はOHPに対応していない。理由は不明。


§紙(勉強途上)
1.シアノタイプ
最終的な濃度は紙が感光液をどれだけ吸収するかで決まるようだ。
(1) 画用紙:感光液をまったく吸収しないため感光後の水洗いでほぼ全て退色。
(2) バライタ印画紙(MGW)の裏紙:吸収が弱く、重ね塗りしても藍色にならず水色になる。
(3) KMKケント紙#200:濃度は出る。但し水洗い後のテクスチャーに難あり。
#ケント紙であっても感光液を塗ってからすぐドライヤーで乾かすと感光成分が
紙に染み込む前に表面上で乾いてしまうので水洗いで流れて退色する。
感光液を塗ったら箱の中で自然乾燥させて染み込ませる時間をとったほうが
最終的に濃い目になる。
ちなみに紙スキ名人で作った再生紙は水洗いに弱いためNG。

2.アルビューメン
卵白の下地でコートするので単純な支持体としてのコシが必要。
あと合計1時間は水洗いするの薄いと破れます。
ケント紙#200より厚手のM画用紙でOKでした。

追記
硝酸銀はとても危険です。
直接触れた指先は茶色に腐食しました。
水洗い液に触れたカミさんと私の手に黒いツブツブの斑点が無数にできました。
しかも2,3日経ってから増える有り様。蛋白質に触れると黒化するんだそう。
カッターで削ると表皮の奥まで腐食してます。
1週間経って大体消えましたがまだ少し残ってます。
調色液、水洗液、定着液には絶対触れないようにする必要があります。
目に入ると失明の恐れとか。メガネをしていない人はゴーグルをしたほうがよいと思います。
鶏卵紙の作成工程まではともかく、硝酸銀を扱う工程は子供と一緒に出来るシロモノではありません。


<プリントはこちら>
サイアノ
アルビューメン
過程その1
過程その2
by tomorou_takurou | 2006-06-03 23:39 | 写真
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