山の日
谷川連峰は日本海側と太平洋側を隔てている中央分水嶺。
谷川岳は湯沢からみると連峰の奥端に在って全く目立たない。
標高も連峰の仙ノ倉岳、平標山、茂倉岳より低くて2000m足らず。
何故に百名山?水上側の大岩壁のせいか?

そんな谷川岳は3回目。過去2回はロープウェーを使った天神尾根コースであったが、
今回はロープウェイ山麓駅より更に下にある上越線土合駅に車を停めて、西黒尾根伝いに山頂をめざす。
更に、前回断念した一ノ倉岳、茂倉岳まで縦走して新潟側の土樽駅に下り、上越線で群馬側に帰ってくるという計画。
高低差は1300m以上。ちなみに、土合と土樽は清水トンネルを挟んでむこうとこっちで10分の区間である。

自宅3:30発。土合駅5:15着。殆ど高速なのであっという間に着く。準備をして5:36発。
土合駅を出てしばらく行くと合同慰霊碑が在る。
御影石には遭難者の名簿がビッシリと記されていて鳥肌が立つ。合掌。
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ロープウェイベースセンター5:57着。トイレに寄って6:13発。
ヘアピンを1つで指導センター。もう2つ過ぎると西黒尾根登山口6:23着。案内板は御遺族の建てた墓標であった。合掌。
谷川連峰は遭難死者数800人弱(ダントツの世界一とか)という不名誉な記録をもつだけに墓標が多い。
登山道はいきなり急登の樹林帯。1000m付近でガスに入る...がすぐに抜ける。
森林限界を超えるとロープウェイ山頂駅のある天神平スキー場が見える。赤城山、榛名山も見えた。
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マチガ沢を挟んでシンセン岩峰、湯檜曽川対岸の白毛門、笠ヶ岳が見える。クリックで拡大。
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鎖場を幾つか越える。眼下にマチガ沢。高度感があって恐い。
ラクダのコル8:05着。中腹にマメ粒のような人が見えて萎える。

ザンゲ岩8:53着。雲の中。
追い着いたオッサン曰く、そこの鎖が切れた跡は、イージーな天神尾根から登って、西黒尾根から下山したハイカー3人が
鎖1本に頼って一緒にマチガ沢に滑落した跡なんだとか。恐ッ。確かに登り下りの選択が逆のような。
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肩の小屋9:10着。カップ麺、水、バーナーの3点セットを担いできたのだが肩の小屋で買ってしまった。
小さい缶ジュース3本と併せて1350円。コンビニオニギリと一緒に気分は昼飯。9:43発。
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三角点のあるトマの耳9:45着。先客は15人程と少な目。
山頂は雲が目まぐるしく通過。こういう天気は晴なのか曇りなのか?
双耳峰のもうひとつ、オキの耳10:00着。今回も一ノ倉沢はガスっていて高度感が無い。
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下は去年撮った写真。
トマの耳から見た、右からオキの耳、一ノ倉岳、茂倉岳。
今回は遠景が撮れなかった。
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一ノ倉岳11:05着。誰もいない。山頂は粗末な非難小屋がある程度。なだらかに笹原に覆われていて
真下にある一ノ倉沢や幽ノ沢と印象が全然違う。けどここまで墓標が幾つも在った。合掌。

茂倉岳11:20着。オッサン1名。ここもなだらか。花が沢山咲いている。
土樽の方からランパン1枚の兄ちゃんが登ってきた。11:41発。下山開始。
茂倉岳非難小屋11:48着。肩の小屋は有料なのでメシはそっち、泊まりはこっちか。
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登りはローペースだったが(前日、久々に15km走ったせいで足にきてしまった)、下りはWストックで飛ばした。
下りの茂倉新道はマイナーなせいか笹原に覆われ気味。

矢場ノ頭12:29着。
振り向くとついさっき追い越したオッサンが遥か後方に豆粒のように見える。
左側は万太郎谷を挟んで山塊の大きい万太郎山。
右側、尾根の向うに上越のマッターホルンという愛称(越後特有な誇張癖というか)のある大源太山がチラリと見える。
遥か下方に関越道が見える。
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おや、アレは?万太郎谷の底に関越道の換気塔。
ちなみに谷川連峰の真下には長いトンネルが何本も貫通しております。
#清水T:9702m、新清水T:13490m、大清水T:22221m、関越T登り:11,010m、下り:10,926m
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矢場ノ頭から下は樹林帯。
帰りの電車は15時と18時(終電)の2本のみ。
15時狙いで急ぐが尾根は木の根が張って歩きづらい。
ブナ林を通過すると関越の土樽SA脇に降りてきた。

魚野川13:48着。川に足を浸けて顔を洗い、汗を拭く。14:13発
土樽駅14:36着。15:22発(上越線)
土合駅15:32着。行動時間は9時間。
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土合駅前にて
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松崎シゲルでもなく、千葉の海でキャンプしたら焼けてしまった訳でもなく、あくまで地黒だと言い張ってました。
富士山ではストレス堪ったせいか、今回は憂さが晴れたそうで、ついつい腰に手を当ててしまったそうです。

今回のトラックデータ*********************
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上:群馬(水上)側
下:新潟(湯沢)側
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ALPSLAB route
こちらでトラックデータをDLできます。
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by tomorou_takurou | 2007-08-19 23:05 |
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